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校正について〜間違いのないデザインのために
デザインは問題なくとも、タイプされた文字や文章に間違いがあればせっかくのデザインが台無しになります。
そこで校正という作業が発生するのですが、これはデザイン作業と違い、決まったルールが存在します。
ここでは校正の原則を二つに分けて説明します。
一つは、正しい原稿のあり方。
もう一つは、正しい校正の仕方。
またページ末に、一般的な校正記号をPDFファイルにしたものをアップしているので、
ご自由にダウンロードしてください。

 
正しい原稿のあり方
校正の原則は「原稿に忠実に従い、勝手に入朱しない」ということです。
したがって、原稿さえ整っておれば、忠実に従えばよいはずなのです。
しかし、この「原稿に従って版下や校正刷の誤りを正す」ということが、
完全に行われない(行えない)現実があります。
その一番の原因は、原稿に多くの問題が存在ということです。
すなわち、版下や校正出力が正しいか否かを判定し、
これを訂正する元となる原稿が不完全なために、
校正の作業が困難になる場合が極めて多いのです。
よい原稿とは
● 文字が正しく書かれている。
● 文章にあいまいなところがない。
● 意味がよく通っている。
しかし、一般にはこうした条件を完備しているものはまず少なく、
オペレーター・校正者を悩ますこととなっています。
間違いのないデザインは、まず、よい原稿から!
よい原稿は、作業効率がアップし、最終的にミス・ロスの無駄を省きます。
 
 
良い原稿にするため1:
原稿の精度をあげる
悪い例
改善ポイント
1)誤記・誤字・間違いが多い。 クライアントへの正しい原稿作成のアドバイスと理解を得る。
制作依頼する前にチェックと手直しを行う。
2)字づかいが統一されて いない。 ただ単に読めればよいというのではなく、同一印刷物
上の字づかいの不統一は体裁がよくない。
原稿の手直しが必要。

◎かなづかい・おくりがな・である調・ですます調など統一
 〈例〉ください  下さい
     問い合わせ  問合せ

◎良く出てくる用語
  コンピュータ/コンピューター
3)FAX・コピー原稿などで 文字がつぶれて判読不能。 FAXは文字などがつぶれやすいので拡大コピーを
してもらうなど工夫する。判読不能個所は、明確にする。
※ワープロ等のテキストデータでの入稿の場合、必ずデータ内容のプリントを添付する。
ワープロ原稿を100%信用せず、タイプミス、変換ミス等がないかを必ず確認する。
 
良い原稿にするため2:
原稿の整理を行う
悪い例
改善ポイント
1)原稿と校正出力との関係が分かりにくい 原稿と校正出力紙に同一の印をする。ページ物などの場合は、
原稿に通し番号を付ける。
2)版下と原稿が合わない。 必ず、作成時と同じ原稿を付ける。途中追加原稿などがあれば、
当初原稿と追加原稿の双方を添付する。
3)ページ物は、出来るだけ まとめて校正に出す。
 (小出しは避ける)
別々に校正をすると全体が見えない為、間違い・字づかい
・商品名・言葉などの統一などの校正がしにくい。
4)原稿は必ず付ける。 素読みでは発見出来ない箇所(人名・住所・電話番号・専門用語・数値など)や、単なる文字の打ち間違いなどが発見しにくい。確実な資料で確認をする。
 ◎日・曜日、西暦・和暦、歳時など
  カレンダー、暦
 ◎市外局番
  電話帳の市外局番一覧
 ◎郵便番号
  郵便番号簿
  (会社・ビルなどでは、独自の番号があるので注意)
 ◎合計金額・数値関係など
  電卓などで計算、正確な資料などで確認する
 
原稿作成には充分に文章を練り考えて(誤字・脱字・表記の統一など)、
より完全な原稿としてから入稿した方が、
後工程がよりスムーズになります。
何よりも見やすい原稿を作ることが第一となります!
読みにくい・わかりにくい原稿は、オペレーターのタイプミスも多くなり、
校正もやりづらく、訂正というムダな時間が生じ、
結果的にクライアントの不満につながります。

上記表の悪い例とか以前ポイントを良く理解して、
クライアントへの原稿作りのアドバイスを行い
また、正しい原稿の重要性の認識と理解を得ましょう。
 
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